こんにちは、ニャングウェイです。
今回は、私がNY(ニューヨーク)の地下鉄で体験した出来事について紹介します。
NYの地下鉄というと、落書きだらけで不衛生なイメージと、銃を持った人がちょっとキレたら発砲してくるようなすごい危険なイメージがあったものです。(どの映画の影響なのか)
しかし私が初めてNYを訪れた2010年前後にはそんな落書きは跡かたなく消されており、想像していたより車体も駅もきれいになっていました。(90年代後半にすでにかなり改善されていたもよう)
年代性別人種も問わず多くのニューヨーカーや旅行客が地下鉄を利用していたので、おのぼりニャングウェイでも安心して乗ることができました。
人種問わずといっても同じ人種が集まって住んでいるエリアが多いので、ある駅を境に突然同じ人種の方しか乗っていない状態になることがあり、びっくりしたものです。
人種のサラダボウル、ニューヨークってね。
ちなみに私が当時滞在したエリアはユダヤ系の人が多かったところです。
ユダヤ教徒のための施設やスーパー、ベーカリー、Kosherレストラン(Kosher:ユダヤ教の食に関する規定のこと。ユダヤ教徒が食べられる食物を指す)がありました。レストランは気になりましたが、いつもユダヤ教徒の男性客しかいなくて入る勇気が湧きませんでした。
敷居が高い。
さて、話は戻ってNYの地下鉄には、色んな人がいます。駅のホームでバンド演奏したり太鼓叩いてる人もいれば、手作りのチュロス売ってる人もいました。(いいのかな?)
ある日地下鉄車内で向いに座る女性がニッコニコ顔でサイダーを飲もうとしていた。
しかし、缶の蓋を開けた瞬間…
ブシャアアー!すると瞬時に女性の周囲から人が消えた。ニューヨーカーは動きがすばやい。
女性、号泣しだす・・・。あんなにニッコニコだったのに、かわいそう。
持っていたポケットティッシュを差し出すと、また笑顔を取り戻した。
残念だがサイダーの中身は残っていないだろう・・・と思ったらバッグから新たなサイダーを取り出した。
同じ環境にあった同じサイダー開けて大丈夫!?またブシャアアーしないかな、とハラハラする。
すると女性も同じことを思ったのだろう、しばし悩んだようだったがそっとサイダーをバッグにしまった。
よかった、きっと家に帰ってゆっくり飲んだことでしょう。
めでたしめでたしにんにくくさし。
こういう何でもないようなことが日々起こるNY地下鉄で、一度おそろしい思いをしました。
その事件については、次回ご紹介します。
NY地下鉄事件簿②へつづく