「猫のジョーイ 前編」からの続きです。
読んでない方はこちらを先にどうぞ。
猫のジョーイ 前編
ホームステイ先のスミス家にだんだん馴染めてきたころの出来事。
ジョーイはときどき外には出ていたが、家の敷地外に出ることはない。
なんか私たちについて来ているような・・・
スーティの散歩は、スーティが行きたいように歩かせるスタイルで行われていた。近所とはいえ万が一迷うと嫌なのでよく知ってる道を行きたかったが引っ張られてしまい・・・
いつのまにかジョーイは姿を消していた。
知らない道をしばらく進むとスーティは急に勢いをなくして立ち止まった。さては道わからないのね!
その周辺は小高い丘の住宅街で似たような道や建物ばかり。引き返して帰ろうとするも迷ってしまった。
ちょっとジャンプして華麗に登場してきた。
たぶんだけど家はあっちだぞ!
おとなしくジョーイのうしろをついてゆくと、見慣れた道に出ることが出来た!
実は方向音痴なので正直助かった。
家の近くまで来ると、ジョーイはひとりでサッと家の中に入っていった。
私たちのことを心配してついて来てくれたんだとしたら先見の明がありすぎる。
そんな美味しい楽しいホームステイ生活も終わりを迎えようとしていた。
毎晩私の部屋で眠っていたジョーイだったが、帰国する前の晩だけは部屋に来なかった。
私の帰国を察して悲しんでいた説が有力だけど(私の中で)、もしかしてジョーイの行動すべてが気まぐれで偶然だったりして・・・と思わなくもない。
ジョーイの真意はわからないが、私にとっては猫のイメージが一新された忘れられない恩猫である。
なんと‼︎猫のジョーイと、こんな思い出が、あったなんて知らなかったよ^_^
ぐりちゃんへ
そうなんです!家の近くで迷ったのが恥ずかしくて内緒にしてました。