韓国国内で独自の進化を遂げた韓国式の中華料理。正統派の中華料理店ではなく、町中華のお店で提供される。その中でも代表的な人気メニューがこのチャジャン麺(짜장면)である。
コロナが流行る以前から、韓国はデリバリー文化が盛んだった。場所さえ説明できれば外でも配達してくれるらしい。
韓国の食べ物は辛いイメージが強い人も多いと思うが、辛くない物もたくさんある。
チャジャン麺はむしろ甘い。チュンジャンという甘い黒味噌がベースである。
綺麗に食べようとしてもどうしても口の周りが黒くなるので、気心知れた親しい人と食べるものらしい。
生タマネギは黒みそにつけて食べるらしい。韓国では料理に必ず付け合わせがあり、チャジャン麺にはこの黄色いたくあんが定番。日本でもある黄色いたくあん。甘いチャジャン麺とよく合うのだ。
チャジャン麺を家庭で作る人はほとんどいないらしい。チュンジャンというチャジャン麺にしか使えない黒味噌が必要であり、ハードルが高い。
チャジャン麺風のインスタント麺もあって、一番手に入りやすいのは辛ラーメンでおなじみ「農心」のチャパゲティだ。チャジャン麺とはさすがに違うけど、甘い風味は似ている。
映画「パラサイト 半地下の家族」の中で登場するのが、このチャパゲティとノグリ(太麺の辛いインスタントラーメン)を混ぜて作るチャパグリ。
甘いチャパゲティと辛いノグリが混ざって甘辛いチャジャン麺ができるのだ。興味がある方はぜひお試しあれ!
このコーナーでは、旅行には役立たないかもしれないぐらいの韓国プチ情報を紹介します。
日本と同じでバレンタインデーは女性から男性へプレゼント、ホワイトデーは男性から女性へプレゼントする日となっています。そして日本にはないブラックデーとは、シングルの人が黒い服を着てチャジャン麺を食べに行く日とされています。
ホワイトデーは日本独特のイベントかと思っていましたが、韓国でも同じように浸透しているんですね。
いっぽう中国では、欧米のようにもともとバレンタインデーに男性から女性へプレゼントするのが主流でした。そしてホワイトデーもやはり男性から女性にプレゼントする日になってしまっています。アイヤーですね。
それでは、また!
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