去年の大晦日に実家の愛犬ポン(14歳)が体調を崩して歩けなくなったときのこと。今はだいぶ回復して元気になったので、忘れないようにブログでも綴っておこうと思う。
あまり歩けなくなって散歩のコースがだいぶ短くなったと聞いていたんだけど、この日はよく歩いていた。あとから考えるとちょっと無理していたんだろう。
13歳になったぐらいから、夕方に散歩から帰ってくるとすぐにご飯を食べて18時頃には寝る生活になっていた。ポンはこの日も日中は元気に過ごし、いつも通り早く寝た。私たちは年越しそばを食べてのんびり夜の時間を過ごしていた。
姉の声を聞いてポンがいる部屋へ行くと、ポンが頭を左に傾けたまま動けずに震えて固まっている。さらに眼球がずーっと左右へ激しく揺れていた。これはただごとではないと思い、すぐに診察してもらえる病院を探し、あちこち電話してみる。
夫と妹に留守番を頼み、父と姉と3人で病院へ向かった。ちょうどそのころ雪が降り始め、だんだん吹雪いて来ていた。
14歳の高齢犬ならいつ何が起きてもおかしくはない。母の死から2年も経たないうちにポンまでいなくなってしまうのではないかと怖かった。
1時間ほどで動物病院に到着すると、こんな時間なので私たちしかいなかった。
まずは今すぐ命が危険という状況ではないことがわかり心底安堵した。この症状から考えられる原因は、脳の疾患、耳の異常、それから突発性老齢性前庭障害の3つとのことだった。立ち上がれないのはめまいを起こしているような状態でバランスを保てないためであり、手足などには異常がないという。詳しい原因を調べるにはCTやMRIを受ける必要があるが、検査については休み明けにかかりつけ医に相談してみることになった。
大晦日の深夜だから休日診療かつ時間外の特別料金もあって診察代は高かった。ヒエッとなった。でもこんな時でも診てもらえて本当に助かった。
翌日は元旦。年が明けても(一晩だけど)症状はかわらず、ほとんど動けない。
1年の始まりとともに、こうしてポンの要介護生活も始まった。がんばれポン。負けるなポン。
「愛犬ポンの闘病記録 後編」へ続きます。
愛犬ポンの闘病記録 後編
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